「材料技術」誌 投稿規定・執筆要領の改定について


編集委員長 三浦康弘


 このたび,「材料技術」誌の投稿規定・執筆要領を改定いたしましたのでお知らせいたします。主な改定箇所は,投稿票,および原稿を指定されたテンプレートを用いていただくことで,これに伴う規定の変更です。テンプレートは協会の新しいウェブページからダウンロードできます。会員の皆様にはお手を煩わせて恐縮でございますが,今回の改定により査読,編集の効率化をはかり,投稿から出版までの時間の短縮を目指していきます。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
 改定いたしました投稿規定・執筆要領は以下からご覧戴けます。ご不明な点等がございましたら,遠慮なくお尋ねください。






テンプレートと執筆要領のダウンロード


 以下のテンプレートをご使用の上,原稿のご準備をお願い致します。書式(フォーマット)の詳細などは,投稿規定も併せてご覧ください。





「材料技術」誌 投稿規定


(2020.5.20改訂)

  1. 本規定は,「材料技術」に掲載される報文(論文, ノート, 速報), 総説, 解説, 連載, 講座および資料への投稿に関するものである.
  2. 報文(論文, ノート, 速報), 総説, 解説, 連載, 講座および資料は, 本協会および関連する分野に寄与するものでなければならない. 本誌は,冊子版,および,オンライン版の2種類の形態で出版する.オンライン版はオープンアクセスとする.
  3. 「材料技術」に掲載された報文(論文, ノート, 速報), 総説, 解説, 連載, 講座および資料についての著作権は, 本協会に属する.
  4. 本誌に掲載する報文(論文, ノート, 速報)の投稿者は本協会会員に限るが, 会員外の共同研究者を含むことは差し支えない. ただし, 編集委員会で認めた場合は会員外の報文を掲載することもある.
  5. 報文(論文, ノート, 速報)は本誌に掲載する以前に他の出版物に発表されていないものに限る.
  6. 投稿原稿は, 材料技術研究協会に到着した日を受理日と定める. ただし, 投稿規定および別に定める執筆要領に反する原稿は受理しないことがある.
  7. 投稿原稿の掲載の採否は, 編集委員会の査読を経て, 決定される.
  8. 編集委員会から訂正を求められた投稿原稿が返送の日から2か月以上経過して再提出された場合は, 新規投稿として取り扱う.
  9. 投稿原稿は, 和文または英文とする.
  10. 原則として, 論文は刷り上がりの状態で8ページ以内, ノートは同6ページ以内, 速報は同4ページ以内とする.また,総説および解説は6ページ以内,連載, 講座, 資料は編集委員会から依頼されたページ以内とする.
  11. 報文(論文, ノート, 速報)の投稿にあたっては, 本文のはじめに英文アブストラクトをつけ, 本文, および必要事項を記入した投稿票各1部を添付するものとする. 投稿者は,電子メールの添付書類,または,協会ウェブページからのウェブ入力により投稿するものとする.
  12. 送付されてきた原稿は原則として著者に返却しない. ただし, 希望がある場合には返却する.
  13. 投稿料は無償とする。本誌発行時, 著者の請求により, 論文等の別刷を有償で領布する. 別刷り料金は別表に定める.







「材料技術」誌 執筆要領



1. はじめに

  • 投稿原稿は和文または英文とする.原則として,論文は刷り上がりの状態で8ページ以内,ノートは同6ページ以内,速報は同4ページ以内とする.また,総説および解説は6ページ以内,連載,講座,資料は編集委員会から依頼されたページ以内とする.
  • 投稿は, 本誌専用テンプレートを用いて作成した,原稿票, および論文原稿(同一のファイル)を電子メールの添付ファイルとして送付することにより行う.和文原稿と英文原稿には,それぞれに対応した異なるテンプレートを用意しており,それらを用いること.
  • 掲載決定後,校正刷りが投稿者に送付される.投稿者は原則として48時間以内(休祭日は除く)に校正し, 電子メールの添付ファイルで返送すること. 事情等で上記の校正期限までに対応できない場合は,担当編集委員に連絡すること.


2. 投稿票
 投稿には,本協会指定の投稿票テンプレート(原稿のテンプレートと一体のもの)を本会ウェブページからダウンロードして用いる.
英文原稿用のテンプレートと和文原稿用のテンプレートは異なるため,それぞれの専用テンプレートを用いること.和文原稿の投稿票は,下記の(1)~(8),英文原稿の投稿票は,下記の(1),(3)(日本国内からの投稿の場合),(4)(日本国内からの投稿の場合),(5)~(8)を記載すること.

(1) 分類
項目の該当するもの(論文, ノート, 速報, 総説, 解説, 連載, 講座, 資料の別, 和文投稿あるいは英文投稿の別)を記入する. また, 原稿枚数も記入すること.
(2) 和文題目
和文(副題を含む)は, 内容が正確にとらえられるように具体的に記入する. 和文題目(副題を含む)は40字(全角文字)以内とする.
(3) 和文著者名(連名者も含む)
(4) 和文所属機関名および住所
(5) 英文題目
英文題目(副題を含む)は, 内容が正確にとらえられるように具体的に記入する.
(6) 英文著者名
英文著者名は, 姓名の最初の文字をそれぞれ大文字にすること.
(7) 英文所属機関および住所
英文所属機関は, 略することなく記入すること.
(8) 連絡者
名前と連絡先の電話番号,電子メールを必ず記入すること. 



3.原稿執筆要領
 原稿を作成する場合には, 本協会指定のテンプレート(和文原稿用と英文原稿用で異なる。投稿票と一体となっている。)を使用すること.詳細を下記に規定する.

投稿原稿の詳細
3.1 アブストラクト(要旨)およびキーワード
 アブストラクト(要旨)は英文で作成する.段落の最初は4文字あけて印字する.キーワードは,アブストラクトに続けて5項目以内を選び記入すること.

3.2 本文(和文の場合)
 原稿は要領よく簡明に記し, 重複した記述はできるだけ避けること. 用語は, 原則として学術用語集(文部省), 化合物命名法(日本化学会)やJISに準拠する. 和文の場合は平仮名まじり, 新仮名遣いの口語体とする. 人名, 日本語になりきっていない熟語などは原則として原綴りで書く.略語は最初に登場した際に定義すること.

3.2.1 句読点
句読点は,「,」と「.」を使用する.

3.2.2 見出し
 見出しの上は1行あける. 見出しは番号も含めすべて全角とし,中揃えする.また, 見出し番号の後にピリオドを打たず, 全角1字分あけること.

3.2.3 小見出し
 小見出しの番号および[.]は半角とし, 文字は全角とする.  
小見出しの番号は,センタリングせずに行頭より, 1.1,1.2とする. この場合も見出しと同様に, 番号と見出しの間を半角1字あける.

3.2.4 脚注
 脚注は*1),*2の記号で印字し,その段の下段に横線を挟んで印字する.

3.2.5 図表,およびキャプション
 図表は, 必ず図の下, 表の上に番号とタイトルをつけること.
 図はFig.1, Fig.2のように, 表はTable 1, Table 2のように通し番号をつける. 図表及び図表のキャプションは和文投稿の場合でも英文とする.英文の最初の単語のみ頭文字を大文字とし,後は小文字で書く. 図表は,本文とは別に,1ページに1つずつキャプションとともに記載すること.

3.2.6 文献
 文献の引用は通し番号をつけ,番号が続く場合は1~4)とし, 続かない場合は1,5)のようにする. 文献は, 論文の末尾に一括掲載する.他の文献からの図表の引用に当たっては,必ず引用文献盤号を付記し, 合わせて著者の責任のもとに引用の許諾を得ておくものとする.
 著者は, et al. と書かずに, 全員の名前を列記し, 誌名もibidを使わない. 外国雑誌の略し方は, Chemical Abstractsに準ずる. 文献は,下記の例に従う.

<論文, 総説, 解説> 
1) 阿部正彦, 酒井秀樹, 材料技術, 15, 381 (1997).
2) N. Momozawa, Y. Taguchi, Y. Nagao, K. Nishiyama, M. Abe, H. Sakai, M. Matsumoto, Y. Yamaguchi, Material Tech., 15, 53 (1997).

<単行本(著書)の場合>
1) 松井悦造, "漆化学", p.235, 日刊工業新聞社 (1883).
2) G.A.Olah, G.K.Prakash, "Superacids", p.243, John Wiley & Sons, New York (1969).

<単行本(編書)の場合(辞典類もこれに準ずる)>
1) 阿部正彦, 村勢則郎, 鈴木敏幸編, "ゲルテクノロジー", サイエンスフォーラム (1997).
2) K. Ogino, M. Abe, "Mixed Surfactant Systems"' Marcel Dekker Inc., New York (1993).
3) M.Abe, "Industrial Applications of Microemulsions", eds. by C. Solans and H. Kunieda, Marcel Dekker Inc., Chap. 14, p.279, New York (1997).

<特許>
1) 西山勝廣, 特開1391299 (1987).
2) K. Nishiyama, U. S. Pat. 5,024,813 (1991).

<学会等の発表>
1) 関口 勇, 材料技術者のためのトライボロジー入門セミナー要旨集, p.63 (1997).
2) 酒井秀樹, 長崎亮博, 河原 肇, 阿部正彦, 日本化学会第72春季年会講演予稿集I, p.50 (1997).

3.2.7 単位, 記号
(a)SI単位を採用すること.ただし,報文以外の原稿ではこの限りではない. 単位の前に半角スペースを入れること.
(b) 熱力学,物理化学,原子核などに用いる記号,使用上の規約はなるべく国際標準および応用化学連合(IUPAC)の制定に従うこと.
(c) 物理量を表す記号は, イタリック体とする.例:h, t, s.

3.2.8 数, 数式
(a)小数は0.12のように記し,ピリオドとコンマを明確に区別する.
(b)範囲を示す場合は原則として(1.0~2.5), 10~15 minのように印字する.
(c)文章中の数式は誤解を生じない限り1行にはいるように注意して印字する.
(d)式には必要のない限りなるべくコンマや点はつけない. vs(バーサス)は点をつけない.
(e)指数関数はexp( )という形にする.
(f)文章中の分数は,a/b,(a+b)/(c+d)とする.
(g)数式が長く,かつ,分けることにより誤解を生じる恐れがある場合には,右欄にまたがって記述してもよい.
 
3.2.9 本文(英文の場合)
Introduction, Experimental, Results and Discussion, Conclusionの各セクションに分けて記述すること.原則として,米語方式とする.






4.投稿の方法
4.1 原稿の投稿
原稿は,この規程および別に定めた執筆の手引きによって書き,原稿第 1 枚目左肩に掲載を希望する原稿の種類を書く.投稿は電子メール添付書類で受け付ける.

4.2 原稿の審査・再提出
 投稿原稿については,編集委員会が指定した審査員によって審査を行う。審査は投稿規程の遵守,研究内容の新規性・進歩性,学術的意義,材料技術分野への貢献度などの観点に基づき行われる。投稿原稿の採否は,審査員の審査結果に基づき編集委員会が決定する.編集委員会は投稿原稿について訂正を求めることがある.受理された原稿は編集委員会の承諾なしに変更を加えてはならない.
 訂正を求められた原稿は,2カ月以内に再提出する.返送の日から 2 カ月以内に再提出しない場合には,投稿の意志がないものとして処理することがある.なお,速報の場合の再提出期限は返送後,2週間以内とする.
 編集委員会の判断により,著者の承諾を得た上で,掲載原稿の種類を変更することがある.

4.3 著者校正
 著者校正は 1 回だけとする.この際,印刷上の誤り以外の字句の修正・加除は原則として認めない.校正原稿を受け取り後 48時間以内で返送することとする.期限に遅れた場合には,編集室の校正をもって校了とする.

4.4 カラー印刷
 著者が希望し,編集委員会が妥当と認めた場合,図(写真を含む),表をカラーで掲載する.ただし,掲載にかかる実費は著者負担とする.

4.5 別刷
 別刷の購入は,著者校正時に申し込むこと.ただし,実費を申し受ける.

4.6 会誌発行後の正誤訂正
 印刷上の誤りについては,著者の申し出があった場合に限り掲載する.
印刷上の誤り以外の訂正・加除などは原則として取り扱わない.ただし著者の申し出があって編集委員会がそれを適当と認めた場合に限り掲載する.



5. 規程の改廃
 この規程の改訂,廃止は,編集委員会で審議の上,理事会で承認し,決定する.





付則
 この規程は令和2年6月1日より施行する.











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